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ボストンテリアがかかりやすい病気・ケガは?
2018年03月22日

ピンと立った耳に短い鼻に愛嬌のあるボストンテリアがかかりやすい病気・ケガは?
アメリカ原産の犬種として3番目に古いボストンテリア。
陽気で友好的な性格のボストンテリアはどんな病気やケガにかかりやすいのでしょうか?
白内障
症状
瞳が白く見える、瞳孔が常に開いている、つまずきやすい、物によくぶつかるなどの症状がみられます。
原因
眼球の中の水晶体が白く濁ってしまう病気です。
白内障は遺伝からなるものが多いですが、ボストンテリアは瞳が大きく飛び出ているので外傷による白内障が多いと言われています。
治療方法
白内障は完全に治療することはできません。
目薬や内服薬を利用して早めに治療をおこなうことで進行を遅らせることができます。
白内障が進行していた場合は手術も行われます。
治療費例
目薬・内服薬の場合、約2000円程度
手術の場合、約20万円~
予防方法
白内障は今のところは予防法がないです。
愛犬を毎日チェックし、何か異常があった場合はすぐに動物病院にいきましょう。
チェリーアイ
症状
第三眼瞼や瞬膜と呼ばれる膜があります。
目頭にある構造物が炎症を起こし赤くはれ上がります。
違和感からこすったり、涙がこぼれおちたり、様々な刺激から結膜炎や角膜炎をおこしてしまう事もあります。
原因
「先天的な遺伝」と「目の周りにできる怪我、細菌、腫瘍からなる外傷」の二つの原因からなります。
治療方法
抗炎症剤や抗菌剤などの点眼薬を投与する、内科療法
瞬膜腺を瞬膜に縫いつけて飛び出さないようにする第三眼瞼腺埋没治療をおこなう、外科手術
治療費例
内科療法の場合、約5000円~
手術の場合、約3万円~
予防方法
予防法方は特にないので清潔な生活環境を維持して、目の怪我に気をつけてあげましょう
鼻腔狭窄
症状
・鼻の穴が狭まっている
・普段から鼻をブーブー鳴らす
・鼻水をよく飛ばす
・荒い呼吸
症状がひどいと呼吸困難になってしまいます。
また、熱中症にもなりやすいです。
原因
ボストンテリアは生まれつき鼻の穴が狭いことがあり、鼻腔狭窄をおこしやすいです。
鼻腔狭窄は先天性によるものがほとんどですが、まれに鼻の粘膜が炎症をおこしてしまい、鼻の穴が狭くなって鼻腔狭窄になる場合があります。
治療方法
外科手術と保存療法があります。
・外科手術
症状が重く呼吸困難が明らかな場合にはある程度鼻腔を広げて呼吸をできるようにしてあげる手術です。
・保存療法
症状が日常生活にそれほど支障をきたさなく軽い場合は、現状維持を基本とします。
ボストンテリアは体温調節が上手ではありませんので、熱中症などに極端にかかりやすいです。
暑い日に無理やり外に連れ出したり、散歩中に立ち止って苦しそうにしているのに無理に歩かせるのは避けてあげましょう。
治療費例
外科手術の場合、約2万円~8万円
予防方法
首回りに付いた脂肪は外側から気道を圧迫してしまうので、肥満させないように体重管理をしっかりしてあげましょう。
夏の温度管理にも注意してあげましょう。
膝蓋骨脱臼(しつがいこつだっきゅう)
症状
三本の足で歩いたり、スキップしながら歩いたり、膝が腫れていたり、立ち上がりに時間がかかってしまいます。
初期の軽症であれば無症状の場合もありますが、放置すると骨の変形を招いたり、脱臼が癖になることもあります。
原因
後ろ足の膝のお皿がずれたり外れてしまう病気です。膝関節を構成する組織に先天的な異常があることがあるボストンテリにとって起こりやすい病気です。
治療方法
程度にもよりますが重症な場合は手術になってしまいます。
治療費例
病院や症状にもよりますが10万~30万円かかってしまう可能性があります。
予防方法
滑らないように床にカーペットを敷いてあげたり、高いところからの落下やジャンプなどに気をつけてあげましょう。
アカラス症
症状
免疫力が低下した際に、脱毛やフケ、赤みや黒ずみが主な症状で、進行すると皮膚がただれたり、出血をおこしてしまう場合があります。
原因
ヌニキビダニという寄生虫によって発症する皮膚の病気です。
ニキビダニが免疫力の低下や異常発生した際におきてしまいます。
主に子犬に多く発症し、顔や前足に出やすいですが、全身に広がることもあります。
治療方法
治療は投薬治療が主になります。
駆除薬などでニキビダニを駆除します。
予防方法
予防はありませんが、免疫力を低下させないように気をつけ、体調管理をしっかりしてあげましょう。